2009年4月14日火曜日

高速道路と駅のエスカレータ

昨日のエントリであげた、二車線の高速で右側車線をゆっくり走る車が増えた話ですけれど、もしかしたら初心者ドライバーが「エスカレータモデル」で高速道路を理解しているのではないかと思いました。
ここでいうエスカレータとは、駅のプラットフォームで見られるもののことを指します。たいてい、二列で乗り、左側に乗った人は歩かずエスカレータが昇るに任せ、右側に乗る人たちは自分でも歩いて先を急ぎます。
さいきん高速に乗り始めた人は、高速道路をこのエスカレータのように考えているのではないか。つまり、
・左車線はゆっくりすすみたい人が走る車線
・右車線は急ぎたい人が走る車線
と考えていて、「自分は急いでいるのだから右車線に来て、制限速度の100km/hくらいで走っているんだ。そのどこが悪いんだ?」と。
おおまかにはエスカレータも高速道路も同じなんですけれど、決定的に違うのは、駅のエスカレータの場合、右と左の速度はそれぞれ一定ですが、高速道路はそうではないということです。エスカレータでは人が混んでいますから「追い抜き」が存在せず、右側の列も不可避的にみな同じスピードで進みます。しかし高速道路の場合、100km/hで走る人もいれば、110km/hで走りたい人もいる。さらに95km/hで走る車も居て、この5km/hの違いは運転しているとけっこう大きなものだったりします。
このように速度の違う集団がたくさんいる場合、エスカレータモデルではうまくいきません。エスカレータモデルでは速度が二種類しかないからです。
やはり、今のところは従来のモデル
・左車線は通常走行する車線
・右車線は追い抜くときに走る車線
を初心者ドライバーに意識してもらったほうが良いのではないでしょうか。「今のところ」と書いたのは、この先高速道路がもっと混んで、「駅のエスカレータ状態」が定常になるかもしれないからです。

そういえば関西ではエスカレータの左右が関東と逆と聞きました。関西の高速道路でもし「エスカレータ状態」が見られないとしたら、私の仮説が正しいということなのかもしれません。(笑)

2 件のコメント:

うさとも さんのコメント...

お久しぶりでございます☆
私自身は運転免許持ってないので
細かなルールは理解しておりませんが、
車好きな夫により、免許持ってない割に
基本的な交通ルールは把握してると
思ってます。。。たぶん。

高速の追い越しについてですけど、
右車線(追い越し車線でしたっけ?)って
確か「連続して何キロ以上走ってはいけない」という規則があったような。。。

高速代が安くなったため、
今まで高速を敬遠していたドライバーも
利用する機会が増えたということなんですね。

ちなみに私はエスカレーターは
大人しく乗ってる派です(笑)

anoato さんのコメント...

うさともさん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
そうですよね。キロ数はたぶん決まってないと思いますが追い越し車線をずっと走ってはいけないみたいです。気づいたらなるべく左に寄るようにしています。

高速道を走るときはいつもわりあい元気なんですが、一般道を走るふだんは元気なら60km/h、元気ないときは40km/hで走ってます。かなり迷惑な性格かもしれません。(笑)