最近の図書館は自動貸し出し機がたいへん便利です。(この写真には写ってません・・)
ここの図書館のものは本の認識も速いのですが、インターフェースが秀逸です。
認識スロットに本をまとめて置いた後、本の冊数を入力すると自動認識を開始します。
ごくふつうの設計だったら、冊数の入力など必要なく、「認識開始」ボタンを押してから自動認識を開始させ、その後の「認識確認」ですべての本が正しく認識されたかをユーザに確認させることになるでしょう。けれど、この機械では最初に冊数を入力させることで認識漏れを検出しやすくしています。
一度にたくさん借りた場合、借りる人は確認画面に出てきた本のリストをいちいち見ないでしょうから、冊数がわかっていないと認識漏れの本がそのまま持ち出されるケースがあり得ます。だから最初に冊数を数えてもらって、認識された冊数との照合した方が漏れが少ないという判断でしょう。
ただし、冊数を数えるアクションを追加しただけではユーザの手間を増やすことになってしまいます。そこでこの機械では、冊数の入力がそのまま認識開始のトリガーになっています。「認識開始」というボタンはありません。冊数の入力方法も、数字入力→確定、ではなく、JR券売機の枚数指定のように、数字入力即確定ですからストレスがありません。
うまくできたものであります。
2008年4月18日金曜日
自動貸出機
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